
オックスフォードの合格率は2026年時点で約14%、およそ7件の出願につき1件の合格通知という計算です。しかしこの1つの数字の裏には、出願者が本当に知るべきことのほとんどが隠れています。志望コースの合格率は全体数値の3分の1ほどになることもあり、傾向はこの10年間ずっと一方向に動いてきました。さらに、どこから出願するかによって、直面する競争も変わります。この記事では、当社の統計ハブと同じデータを使って、実際の数字を整理してお伝えします。
オックスフォードの合格率が実際に測っているもの
2025年サイクルのオックスフォードの合格率は14.2%です。23,329件の出願に対して3,302人が入学しており、おおよそ出願者7人につき1人が枠を得た計算になります。この数字が自分にとって何を意味するかを判断する前に、何が数えられているのかを正確に押さえておきましょう。
ここでは3つの異なる数字が混同されがちです。出願数は、10月の締切までに出願した全員を数えます。合格通知数は、面接後に出された条件付き・無条件の合格通知を数えます。入学数は、結果確定後に実際に枠を得た人を数えます。さらにオックスフォードには、ほとんどの大学にはない段階があります。面接に呼ぶ候補者を絞り込む「ショートリスティング」です。出願者のかなりの割合はそもそも面接に招かれません。つまり、誰かがあなたと話す前の段階で、入学試験と提出課題が大きな重みを持つのです。
「合格率」という言葉を見たら、そのどれを指しているのかを必ず確認してください。オックスフォード自身の公表値も、このページの数値も、出願数に占める入学数の割合を数えています。合格通知率はやや高め(2025年は16.7%)です。合格通知を受け取っても、条件を満たせなかったり辞退したりする人がいるためです。コース別の数値は、当社のオックスフォード・ケンブリッジ入試統計の定義と一致しています。
合格率は5サイクルでどう変わったか
直近6サイクルの物語は、急増とその後の高止まりです。出願数は2021年入学で24,338件のピークに達し、以降は23,000件から23,400件の間で落ち着いています。募集枠はほとんど動いていないため、合格率は2020年の15.8%から2025年の14.2%へと少しずつ下がってきました。
UCASサイクル別の学部課程への出願総数。出典:オックスフォード大学入試統計(2025年)。
実務的な読み方はこうです。オックスフォードが特定の年に突然難しくなったわけではありませんが、長期的な傾向は一方向にしか動いていません。今日の出願者は5年前の出願者よりも明らかに厳しい競争に直面しており、その差が最も大きいのが以下のコースです。全コースの年次データは当社の入試統計ハブにあります。
コース別の合格率
見出しの14%という数字は、コースや科目のレベルではほとんど意味を持ちません。最難関の5コースの合格率は、大学全体のおよそ半分か、それ以下です。
| コース | 合格率 | |
|---|---|---|
| 1 | 経済学&経営学 | 5.1% |
| 2 | 生物医科学 | 8.1% |
| 3 | コンピュータサイエンス | 8.0% |
| 4 | 物理学&哲学 | 8.6% |
| 5 | 数学 | 9.3% |
人気と競争率は同じものではありませんが、出願数そのものが多い分野を見れば、どこに人が集まっているかが分かります。
| コース | 出願数 | |
|---|---|---|
| 1 | 数学 | 1,931 |
| 2 | 哲学・政治・経済 | 1,895 |
| 3 | 法学 | 1,818 |
| 4 | 物理学 | 1,626 |
| 5 | Engineering Science | 1,302 |
ここから言えることは2つあります。第一に、経済学 & 経営学、コンピュータサイエンス、数学に出願するなら、入学試験は形式的なものではありません。誰が面接に呼ばれるかを決める主要なフィルターです。当社のTARA練習テストとTMUAリソースは、まさにこの段階のためにあります。第二に、コース選びは正真正銘の戦略的判断です。イギリス国内のみの数値を含むコース別の全表は、当社の統計ハブにあります。
国内出願者と海外出願者
どこから出願するかは、多くの出願者が思っている以上に合格の可能性を左右します。2025年サイクルの公式数値を居住地別に見てみましょう。
| 居住地(2025年サイクル) | 出願者数 | 入学数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| イギリス | 14,340 | 2,609 | 18.2% |
| EU | 1,389 | 82 | 5.9% |
| EU圏外 | 7,600 | 611 | 8.0% |
| 全出願者 | 23,329 | 3,302 | 14.2% |
| 国 | 出願数 | 入学数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 中国 | 2,126 | 198 | 9.3% |
| アメリカ合衆国 | 1,139 | 81 | 7.1% |
| シンガポール | 504 | 71 | 14.1% |
| 香港(特別行政区) | 511 | 60 | 11.7% |
| インド | 892 | 52 | 5.8% |
イギリス国内の出願者の合格率(18.2%)は、EU圏外の出願者(8.0%)の2倍以上、EUの出願者(5.9%)の3倍にのぼります。これは割り当てというより、集中の問題です。海外からの出願は、最も競争の激しいコースに集中しているのです。国別の全表は当社の統計ハブにあります。入学した海外出身の学生がどこから来ているかも公表されています。
カレッジ選びで合格の可能性は変わるのか
多くの出願者が信じているほどには変わりません。オックスフォードは有力な候補者をカレッジ間で再配分するため、人気カレッジへの挑戦が無駄になることはありません。志望カレッジに枠がなくても、あなたの出願書類は他のカレッジに拾われる可能性があります。カレッジごとの合格率の差は、主に「誰がどこに出願するか」によって生じるもので、入りやすいカレッジがあるからではありません。数字の計算ではなく相性で選び、再配分の仕組みに任せましょう。カレッジ別の数値が必要な場合は、ハブの表をご覧ください。
これがあなたの出願にとって意味すること
合格率14%と聞くと厳しく感じられますが、これは出願者全体を表す数字であって、あなた自身のことではありません。多くの出願は、予測可能なかたちでつまずきます。ショートリスト基準に届かない試験スコア、考えるのではなく列挙するだけのパーソナルステートメント、対話ではなくクイズのように扱ってしまう面接。どれも準備で対処できるものです。
今年のサイクルでオックスフォードに出願しますか?当社のオックスフォード & ケンブリッジ入試対策サービスは、出願戦略から入学試験、面接準備までを一貫してサポートします。担当するのは、選考プロセスを審査する側として経験してきたコンサルタントです。
まとめ
14%という数字は判決ではなく、背景として捉えてください。上の表で志望コースの実際の合格率を確認し、面接への関門となる試験から逆算して計画を立て、当社のパーソナルステートメントガイドと面接質問集から始めましょう。合格率5%のコースを突破する出願者は、運が良かったのではありません。他の出願者がしていない準備をしているのです。
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よくある質問
全体の数字で見ると、ケンブリッジの方が合格者の割合はわずかに高く、オックスフォードの約14%に対して約16%です。ただし、この比較はコースレベルで初めて意味を持ちます。ケンブリッジのコンピュータサイエンスは大半のオックスフォードのコースより難関ですし、オックスフォードの経済学 & 経営学は大半のケンブリッジのコースより難関です。まず自分に合ったコースを選び、その上で具体的な数字を確認しましょう。
オックスフォードは、留学生全体の合格率を単一の数字としては公表していません。海外からの出願は最難関コースに集中するため、経済学 & 経営学やコンピュータサイエンスのようなコースで海外出願者が直面する実質的な合格率は、見出しの14%より低く、ひと桁台になることも少なくありません。
小規模な人文系コースの合格率は、大学全体の2〜3倍になるのが一般的です。ただしそれは入りやすいからではなく、枠あたりの出願者が少ないためです。高い合格率は「競争相手が少ない分野」のしるしであって、楽な選択肢のしるしではありません。
意味のある差にはなりません。オックスフォードの再配分制度とオープン出願制度によって、有力な候補者は枠のあるカレッジへ移されます。したがって、カレッジ選びの駆け引きよりも、コース選びと試験の出来の方がはるかに重要です。



